電磁誘導による振動リモコン

1. リモコン操作のエネルギーとリモコン信号のエネルギー(2014.9.16)

　以下の電磁誘導により5～10mJ程度のエネルギーを発電できる。上野(TBS 2012.7.17)によれば、リモコンに要するエネルギーは1mJ程度。

(1) リモコン操作のエネルギー

1N×1mm=1mJ

(2) リモコン信号のエネルギー

2. 振動リモコン 1号機(2012.7.26)

• 発電部: 3370回巻コイル(直流抵抗 576Ω) 鉄芯(3.1φ×12)入, 磁石 6φ×3 2個
• 整流部: ショットキーバリアダイオード SD103A×4, 平滑コンデンサ 47μF
• リモコン部: 赤外線LED OSI5FU5111C, ATtiny2313V(書き込み時ディレイ SUT=01...14CK+4.1ms)

リモコン回路	振動リモコンとリモコンライト
整流部とリモコン部	発電部
リモコン信号 (ロータリーDIPスイッチで切替え) 0 コンセント(リモコンライト) ON 1 OFF 2 パナソニックBD 電源ON/OFF 3 CHup 4 CHdn 5 パナソニックTV 電源ON/OFF 6 CHup 7 CHdn 8 東芝TV 電源ON/OFF 9 CHup A CHdn B シャープTV 電源ON/OFF C CHup D CHdn E シャープアナログTV 電源ON/OFF F - -	電源波形とリモコン信号波形

3. 振動リモコン 2号機(2012.8.9, 2014.8.22改)

• 赤のロータリースイッチでリモコンの機種を指定しておく。

  0	コンセント(リモコンライト)
  1	パナソニックBD
  2	パナソニックTV
  3	東芝TV
  4	シャープTV
  5	シャープアナログTV

• ●ボタンを押しながら発電すると「電源」
• ▲ボタンを押しながら発電すると「チャンネルUP」
• ▼ボタンを押しながら発電すると「チャンネルDOWN」
• 3個の赤色LEDは発電電圧が5Vを超過した場合のプロテクトを兼ねる(強く弾くと一瞬明るく光る)

改善の余地がある。

1. 磁石は大きい方が良い。厚さはあまり関係がない。コイルの鉄芯と磁石の間のギャップが大きく効く。このギャップを極力小さくし、かつ接触しないようにする工夫が重要。
2. 振動板が固いのでもう少し柔らかくしたい。柔らかくて捻じれない板バネはあるか?

4. 振動リモコン 3号機(2014.9.25)

同上 200μF

5. 振動リモコン 3号機(2014.10.29)

6. 振動リモコン 4号機(2014.9.25)

同上 200μF

7. 振動リモコン 4号機(2014.10.29)