酒東47会(宝物殿)


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あした元気にな〜れ。
久松徳郎 2001年12月29日(土) 15時43分
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 今日から休みに入って、今ごろ年賀状書きをしております。

 松本君の景気の先行きに関する問題提起に私も一言。
山形県内企業の景況は、トヨタ、ホンダなどの好調な生産に支えられて
比較的忙しい自動車関連企業と、半導体不況の波をかぶって生産が
落ち込んでいる電機関連企業とに二分されております。
後者では、旭コマグの工場閉鎖、山形富士通のタイへの移転、NEC山形の
工場統合、山形カシオのEMS化など、移転、縮小、合理化などが相次いだ
年でありました。リストラのニュースが流れるたびに、これらの企業の知り合い
の技術者の顔が目に浮かんだものでした。
 私の専門のプラスチックの分野でも、賃金の安い中国や東南アジアに生産拠点を
移す海外シフトの影響をもろにかぶって、コストダウンや人員削減を余儀なく
された企業が多くあります。
 私自身、それらの企業に対して技術的な将来展望を示せなくて悩んだ年でした。

 しかし見方を変えれば、これらの状況は「痛みを伴う構造改革の一環」であると
考えられます。実際、企業は経営体質をスリムにして、生産ダウンしても利益を
確保できるよう生産形態の改善を図ってきています。同時に、下請け体質からの
脱却を目指して得意技術を伸ばそうと危機感を持って取り組んでおります。
そのような下地があれば、行政的支援の導入効果が期待できると考えております。

 年末に暗い話になってしまいましたが、私自身は来年に比較的明るい展開を期待
しております。今年後半の企業の技術開発の流れにその兆しを感じております。
中央の大手企業の製品開発の上流に県内企業が食い込んでいけるように、技術移転
の成功例を一つ一つ積み上げていきたいと考えております。
 酒東47会の皆さま、よいお年を!そして来年もよろしく。


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