酒東47会(宝物殿)


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救急救命士・万博・三島・あかね空
ただの進藤 2002年03月01日(金) 20時01分
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カミさんの甥が4月から東京消防署に勤務する。夢は救急救命士と言っていた。桜井先生のご指摘通り、働きやすい環境作りや法整備を急いで欲しいものだ。

さて「思い出したくもない大阪万博」という共通のフレーズがここで再確認してしまったね。私も「月の石を観ては他が観られなくなるから、他のパビリオンを観ようと思ったことは覚えているが、ではどこのパビリオンを観たかといえば、まったく覚えていない」といった調子。それにもうじきクラス編成を控えた2年生になる直前の春休みという、まったく中途半端な時期の修学旅行で、ほんとに間が抜けてたね。「私の北海道を返せ〜」という花京太さんの気持ちなるほど理解できる。

なんで高校時代に三島由紀夫に熱くなっていたのか、はっきり説明できないが、たぶん美しすぎる文体や、ボデイビルや剣道で鍛えた肉体をも含めた、彼の美学にただ憧れていただけかもしれない。
30年すぎた現在、本は好きでよく読む方だが、圧倒的に芥川賞ものより直木賞ものを読むことが多くなった。面白いことに、同世代の直木賞作家の作品を読むと、三島への憧憬をちらり感じることがある。例えば元自衛隊員の浅田次郎(51年生まれ)。エッセイ『勇気凛々ルリの色』には三島由起夫と出会った話が書いてある。彼は実際市ヶ谷駐屯地に赴任経験を持つので、まるで三島の亡霊に出会ったような趣がある。それと小池真理子(52年生まれ)の『欲望』。官能小説の中に三島文学を織り交ぜた不思議な世界。作者自身もきっと高校時代に三島美学に熱くなったことを匂わせるような小説だった。

私はもう三島文学を読み返すほどの健全な肉体?を失ってしまった。トホホ。・・いや、それより小説はエンターテーメントでなくっちゃ!
いま山本一力の『あかね空』を読んでいる。そうそう『オール読物』の「宮部みゆき・山本一力の対談」は面白かった。もちろん本屋で立ち読みです。


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