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| 斉藤謙三 | 2001年11月18日(日) 21時17分 | 218.41.63.205 Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC) |
東京人は概して、おでん好きである。 私の調査研究によると、82.1％の東京人がおでん好きと出ています。これは高いです。ハイ。「明日、おでん大会やるけど、どお？」と言うと、「いいねえ、行く行く、ちくわぶとスジはずすなよ！」と嬉々としたリアクションが返ってくる。友人に無類のおでん好きな男（足立区出身）がいる。なんで？と聞くと、子供の頃、おとうさんに連れられて銭湯の帰りに寄ったおでん屋にあると言う。おとうさんが一杯飲む間におでん二品食べてもよい、という習わしがあり、「今日の二品」を選択することに至上の幸福を感じていた彼にとって、その後の味覚の原点がすべて「おでん味」になってしまったのである。 ビンボくさい話である。 私自身、おでんは好きでも嫌いでもない。あれば食べるし、なきゃないでかまわない。「去る者は追わず、来る者は拒まず。」のおでん型永世中立国。 そこで、酒田人のおでん“好き度”はどうだろうか？ 私は2割り弱と見ている。根拠はない。動物的感である。「だって、おでん屋ないじゃん！だいいち、うまいかあ〜？ちくわぶ。うどん粉の固まりじゃん！」といったところか。「ちくわぶ、おかずにごはんを食え。」と言われたら（誰が言うか知らんけど）７割強の酒田人が暴れると思う。ま、暴れないにしても「のどに詰まって、あやうく、死にそうになった。」ぐらいは言うな、きっと。 そして、東京人の「おでん好き」は依然、謎のままである。手がかりなしである。 |
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