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| 晴雲 | 2022年05月08日(日) 11時32分 | |
(つづき) 円安を是正する手段としては財務省が実行するドル売り・円買い介入と日銀による利上げがありますが、現状殆どのエコノミストなど“評論家”は為替介入のハードルは高く、日銀は利上げできないと見ています。果たして本当にそうなのでしょうか?まず介入から彼らの言い分を確認し、反論します。 @ ドル/円での実弾介入は相手国である米国の了解を得なければできない 決してそんなことはありません。典型的な例として、溝口財務官は2004年、米国のテイラー財務次官との介入停止合意を無視し、1か月間も介入を続けたことを指摘しておきます。 A ドル売り・円買い介入は外貨準備に限度があるため難しい 現在の外貨準備高は1兆3500憶ドルで、専ら過去のドル買い・円売り介入で積み上げたものです。それを取り崩して元に戻すだけですから、差し当たって5000憶ドルでも売ってみたらどうでしょう(笑)。100億ドルで1円とも言われていますので、1ドル=130円から50円下がって80円です。 B 現在米国はインフレであり、ドル売り・円買い介入でドル安になると米国の輸入物価が上昇してインフレを助長するから米国は介入を認めない 現在ドル指数は上昇しており、いつ反落してもおかしくありません。また、@で指摘したように仮に米国の了解がなくとも日本の独断で介入は可能です。 C そもそも介入の効果は一時的で円安のトレンドを変えることはできないし、ましてや日銀が金利の上昇を抑え込んでいる状況では不可能である 通常であれば介入だけでトレンドを変えることはできないかも知れません。でも、できるかもしれません。こればかりはやってみないと分かりませんが“やった分だけ”の効果は必ずあります。後で詳しく説明しますが、ドル売り・円買い介入することでこれまで世界中が最大に積み上げてきた円キャリートレードの巻き戻しを誘い、ドル安・円高トレンドに変化させる可能性は非常に高いと思っています。 要するに、ドル売り・円買い介入は日本の意志さえあれば何の障害もなく実行可能なのです。もし私が財務官なら1ドル=115円の時点から1円上昇するごとにマーケットに数十億ドル単位でドル売り指値注文を出して、スムージングオペ。それでも125円に達するようなら100億ドル単位で指値注文を出していました。それから、不思議なことに誰も指摘しませんが、ドル売り・円買い実弾介入ほどコスパのいいインフレ対策はありません。何しろ「総合緊急対策」のようなモグラたたきではなく、効果は日本中の全産業に及び、しかも国費を使うことなく経費ゼロなのですから。 (つづく) |
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