酒東47会(宝物殿)


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Re: 日本の未来はひとえに円安是正にかっかっている
晴雲 2022年06月21日(火) 20時37分
 

(つづき)
まずお祈りの方から説明しますと、それは市場の力に恃むという意味ですが、円キャリートレード(超低金利で借りた円を売って、ドルなど金利の高い通貨を買い、投資して運用する取引)の大規模な巻き戻しが起きた時、実質的な政策転換になり得るということです。リーマン・ショック前後がそうでした。そもそもリーマン・ショックの根因は、2000年から始まった円キャリートレードの積み上げ=円安バブルがグローバルな金融不均衡を造成し、これが崩壊したことと、私は考えています。
一方、最近の円相場については、コロナ禍勃発当初は円キャリートレードの巻き戻し=リスクオフの円買いで円が全面高になったものの、ソ連によるウクライナ進攻があってもリスクオフの円買いが発生しなかったことから、円キャリートレードは低調になったとの見方が多いようです。しかし、異次元緩和開始以降円キャリートレードによってニューヨークダウが上昇トレンドとなったことを確認すると、積み上げられた円キャリートレードは未だ温存されていると考えられます。直近、国内ではコロナ禍で蓄積した強制貯蓄で米国株を購入したり外貨預金を始めた人も多いのではないでしょうか。ニューヨークダウは3万ドルを切った程度で、実質実効円相場も歴史的な低水準から脱していません。従って、ヘッジファンドも本格的な円キャリートレードの取り崩しには二の足を踏んでいるのではないでしょうか(つまり、円安=円キャリートレードが米株式市場を支えているという構図です。黒田がああだこうだと屁理屈を並べて金融の正常化を拒んでいる本当の理由は、もし正常化しようとすると日本だけでなくグローバルな株式市場大暴落の引き金を引くことになる―このことを恐れているから、という推測も成り立ちます。なお、円キャリートレードの規模を数値的に把握することは難しいと言われています)。
こうした状況下、米FEDによる大幅利上げで米国経済は景気後退に陥るのではないかとの懸念が広がり、米株式市場は大幅下落が続いています。これが大暴落=世界大恐慌の導火線になりはしないでしょうか?2022年1月末の米連邦政府の公的債務残高=30兆ドル(米財務省)、2021年末の米家計の債務総額=15兆5,800億ドル(NY連銀)、2020年の世界債務=過去最高の226兆ドル(IMF)、中国の政府総債務残高=94兆6,000億人民元(IMFによる2022年4月現在の推計)などの数字をどう捉えるかです。これまでなんとかやってきたからこれからも維持可能なのか、それとも米国などによる急速な利上げに耐え切れず世界経済は破綻してしまうのか?私は後者を予想しています―こう言うと周りから袋叩きになりそうですが、これまでの円安誘導政策(=異次元緩和など)の必然の結果ですから避けて通ることはできません。
(つづく)

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