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桜井つよP | 2002年03月13日(水) 20時47分 | 202.219.175.17 Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt) |
山にこもり、構想1週間の予定だったが、我慢できなくなって書き込みしてしまった。「謙三くん退院おめでとう」書き込みも、そろそろ出揃った頃合いのようだし。 40年近く前、今はない光ヶ丘小学校学区の人しか知らんだろうが、「どんじょ屋さん」があった。その昔、「どぜう」を売っていたからそう呼ばれた駄菓子屋兼雑貨屋さんである。 当時、10円あれば超リッチに楽しめた。あとから聞いた話だが、近所の悪ガキに言わせると“万引きやり放題”の店だったらしいが、実は戸棚の影で店のばあさんが見張っていて、やった奴は必ず学校に通報されたという説もある。 店の商品はというと、ぺっち(メンコ)、ビー玉は当たり前であったが、何より熱くなったのは「くじ」だった。そう舐めて出たのは“スカ”の文字。「これ全部スカでねなー」と文句を言うと、不思議なことにおばちゃんが「どれ、どれ」と引いて舐めると1等や2等がでる。いまだに自分にとっては世界七不思議に匹敵する出来事である。 他にも、1円か2円のアメ玉、せんべい、ふ菓子、バクダンとか、試験管みたいな容器に入ったゼリーみたいなのもあった。合成保存料・合成着色料の宝庫だった。 そうそう、ひもを引っ張って取るアメ玉もあった。バナナが欲しいのにいつもイチゴだった。とんでもないものもあった。「だいこんの粕漬け」新聞紙の切れ端で包んでくれた。だいこんは5円、きゅうりは少し高かった記憶がある。 どんじょ屋さんの向かいのお風呂屋さんの前には紙芝居屋さんが来た。おじさんの独特の口調は今でも忘れない。おまけがあったね。割り箸で真っ白になるまでこねる水アメを取るか、甘酸っぱいイカを取るか、うまくできると両方ゲットできる型抜きをとるか・・。毎回悩んだものだ。型抜きに挑んでいい思いをしたことはほとんどなかった・・。 もう今はどんじょ屋さんもお風呂屋さんもなくなった。ビッグコミックオリジナルの「三丁目の夕日」のような限りなくノスタルジックな「今町の夕日」でした。 |
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